リーチ麻雀共通ルール
- 花牌、季節牌は使用しません。
- 親が上がるかテンパイでない限り、自風は局毎に交代します。
- 一度も鳴かず、あと1枚そろえば上がれる状態であれば、リーチを宣言することができます。リーチ宣言者は、追加で1000点棒を場に置きます。ゲームは誰かが上がるか流局するまで続行します。リーチ宣言者は加槓もできます。リーチ宣言者が上がれる状態なのに上がりを宣言しなくてもリーチの状態は続きますが、その後はリーチ宣言者はツモでしか上がることができません。上がったプレイヤーには、リーチ棒分1000点が追加されます。流局の場合、リーチ棒は次の局に繰り越されます。
- 和了形を構成し得る牌が自分の捨て牌の中に含まれている状態をフリテンといいます。この場合、ツモでしか上がることができません。フリテン状態のプレイヤーが牌を捨てて、和了形を構成し得る牌が自分の捨て牌の中に含まれなくなるとフリテンは解除されます。
- 点数が0以下になったプレイヤーがいる場合、ゲーム終了となります。
- あと1枚で和了形になる状態で誰も上がらず局が終了すると、そのプレイヤーはテンパイとなります。
- ドラ、カンドラ、裏ドラが使用されます。「特殊役」をご参照ください。
- 弊社webサイトが提供するリーチ麻雀では赤ドラは使用しません。
- 下記の場合は流局となります:
- 山の牌が全部なくなった場合;
- 最初の一巡でプレイヤー全員が同じ風牌を捨てた場合;
- 異なるプレイヤーにより槓が合計4回宣言され、4回目の槓に対し槍槓が宣言されない場合;
- プレイヤー全員がリーチを宣言した場合。別途三人リーチ麻雀も参照のこと。
三人麻雀ルール
- プレイヤーは東家、南家、西家のみです。北家はありません。
- 2~8の数牌は使用しません。
- 北の刻子には1翻つきます。鳴いてもOK。
- 上がるとき以外のチーはできません。
- 使用しない数牌があるため、三色同順等、不可能な役があります。
- 四家立直はありません。プレイヤーが全員立直を宣言しても、ゲームは続行します。
- 北ドラ採用。
リーチ麻雀基本ルール
上がり
上がるには最低1翻必要です。プレイヤーの点数が0を下回ることはありません。
役
役 | 食い下がり | 門前 | 説明 |
リーチ | – | 1 | リーチ宣言した後上がるとつく役。リーチを宣言して次の順目のツモまでに上がると一発リーチとなり、さらに1翻つく。また、第1ツモの時点でテンパイし、第1打でリーチ宣言した場合、ダブルリーチとなりさらに1翻つく。一発リーチ、ダブルリーチとも間にポン・チー・カン(加槓除く)が入ると成立しない。 |
門前自摸(メンゼンツモ) | – | 1 | 一度も鳴かずにツモ上がりするとつく役。 |
断么九(タンヤオチュー) | 1 | 2 | 数牌の2~8だけで構成される役。(EMAリーチでは門前1翻、食い下がりなし) |
平和(ピンフ) | – | 1 | 上がり以外に符がつかない手につく役。順子4つと役牌以外の雀頭で構成される。両面待ちであること。 |
一盃口(イーペーコー) | – | 1 | まったく同じ順子2つを含む手。 |
三色同順(サンショクドウジュン) | 1 | 2 | 数牌3種各色で同じ並びの順子を含む手。 |
一気通貫(イッキツウカン) | 1 | 2 | 数牌1種で1~9の連続する3つの順子を含む手。 |
役牌(やくはい) | 1 | 1 | 三元牌(白、發、中)、自風牌、場風牌で作った刻子(または槓子)。 |
混全帯么九(ホンチャイタオヤオチュー/チャンタ) | 1 | 2 | すべての面子が么九牌(一九字牌)で構成される手。最低1つの順子を含む。 |
嶺上開花(リンシャンカイホー) | 1 | 1 | カンをした後の補充牌(嶺上牌)で上がるとつく役。 |
槍槓(チャンカン) | 1 | 1 | 相手が加槓した牌をロンして上がるときにつく役。 |
海底摸月(ハイテイモーユエ) | 1 | 1 | 海底牌(山の最後の牌)でツモあがりするときにつく役。 |
河底撈魚(ホウテイラオユイ) | 1 | 1 | 他のプレイヤーが捨てた海底牌(山の最後の牌)でロン上がりするときにつく役。 |
七対子(チートイツ) | – | 2 | 7つの対子(ペア)で構成される手。麻雀の基本形である面子4つ+雀頭の形とは異なる。上がり符は25符。 |
三色同刻(サンショクドーコー) | 2 | 2 | 数牌3種各色で作った同じ数字の刻子3つを含む手。 |
三暗刻(サンアンコウ) | 2 | 2 | 暗刻または暗槓3つを含む手。 |
対々和(トイトイホウ) | 2 | 2 | 刻子と雀頭のみで構成される手。 |
混一色(ホンイーソウ) | 2 | 3 | 数牌1種+字牌で構成される役。 |
小三元(ショウサンゲン) | 4 | 4 | 三元牌(白・発・中)の内2種類を刻子(または槓子)、残り1種類を対子にした手。2種類の三元牌の刻子につく2飜がすでに含まれるため、別途役牌としては数えない。 |
混老頭(ホンロウトウ) | 2 | 2 | 面子がすべて字牌と么九牌(一九字牌)で構成される手。 |
清全帯么九(ジュンチャイタオヤオチュー) | 2 | 3 | すべての面子が老頭牌(数牌の1と9)で構成される手。最低1つの順子を含む。 |
ニ盃口(リャンペーコー/リャンペイコウ) | – | 3 | 一盃口(イーペーコー)2つで攻勢される手。 |
清一色(チンイーソー) | 5 | 6 | 1種類の数牌のみで構成される手。 |
役満
役満はすべて13飜~となります。
|
ドラ
山で1枚ひっくり返っている牌をドラ表示牌といい、ドラ表示牌の次位牌(数字が1つ大きい牌)がドラ牌です。たとえば、ドラ表示牌が2索の場合、ドラ牌は3索となります。ドラ表示牌が9萬の場合、ドラ牌は1萬です。三元牌の場合、次位牌は白發中の順、風牌の場合、次位牌は東南西北の順となります。ドラ牌は1枚集める毎に1飜つきますが、ドラ牌だけでは上がりを宣言することはできません。
カンドラ
カンが宣言されると、山の牌をもう1枚ひっくり返します。この牌はカンドラ表示牌となります。
裏ドラ
プレイヤーがリーチを宣言して上がると、各ドラ表示牌の下にある牌を見ることができます。これらの牌は裏ドラ表示牌となり、ドラ表示牌と同様の働きをします。
赤ドラ
赤ドラ有の卓には、赤五筒2枚、赤五萬1枚、赤五索1枚が採用されています。赤牌1枚につき1翻付きます。ドラ同様、赤牌のみでは和了がることができません。
北ドラ (三人麻雀で採用)
- 「キタ抜き」は牌を山からツモった直後にのみ可能。(門前なら手牌は14枚となる)
- 「キタ抜き」宣言時、ポン・チー同様に抜いた北牌を晒す。手牌が1枚減るため、王牌から1枚引く。
- 「キタ抜き」は連続して複数回宣言してもよい。
- 抜かれた北牌には、1枚につき1翻つく。
- 「キタ抜き」しない北牌は、北ドラとして扱われない。
- 「キタ抜き」はドラと同様それ自体は役として扱われないため、『キタ抜き』のみでの和了は不可能。
- リーチ後の「キタ抜き」は可能。
- 「キタ抜き」宣言して引いた王牌でツモ和了した場合、副露・門前にかかわらず「嶺上開花」がつく。「嶺上開花」のみで上がってもよい。
- 「キタ抜き」宣言は、副露・門前に関係なく可能。
- 「キタ抜き」せず手牌にある北牌は、3枚(刻子)で1翻つく。
- 北牌を3枚抜いても、刻子としての役はつかない。
- 「キタ抜き」宣言したプレヤーは王牌から1枚引く。王牌はゲーム開始時18枚あり、カン宣言時は牌山から1枚補充されるのに対し、「キタ抜き」宣言時の補充はない。王牌の枚数は、ゲーム終了時「14」+「キタ抜き宣言されなかった北牌の数」となる。
- ドラ表示牌は通常王牌のうち開門位置から数えて3枚目の上段の牌だが、三人麻雀では5枚目となる。
- 「キタ抜き」宣言された牌をポン・カンすることはできない。
- 捨てられた北牌はポン・カン可能。
- 「キタ抜き」された牌をロンする場合、その牌はドラとして扱われ、これを槍北(チャンペー)という。【例】リーチ+七対子+キタ抜きをロン = 6400 点
- 捨てられた北牌は通常の牌と同様に扱われるため、その牌をロンすることは可能。
- 北牌の刻子には1翻つく。北牌は平和の雀頭にも使える。「キタ抜き」は手牌14枚から独立するため、「キタ抜き」宣言された北牌は刻子や雀頭としては扱われない。
- 「キタ抜き」を宣言しても、北牌待ちのテンパイ状態はフリテンにならない。
- 北牌を捨ててしまっている場合、北牌をロンすることはできない。(フリテン扱い)
- カン同様、海底牌で「キタ抜き」はできない。
- 「キタ抜き」は、他のプレイヤーの一発リーチ、ダブルリーチ、地和、四風連打を解消する。
- 北牌の槍槓は可能。唯一のケースは、国士無双。
- ドラ表示牌が「西」の場合、「キタ抜き」を宣言すると1枚につき2翻つく。
点数計算
上がったプレイヤーの飜が5飜未満の場合、最初に符計算をします。
符計算
基本符 | 符 |
符底 | 20 |
上がり方 | 符 |
ツモ上がり(平和除く) | 2 |
平和(非門前) | 2 |
門前ロン | 10 |
面子 | 副露 | 門前 |
刻子(中張牌) | 2 | 4 |
刻子(么九牌) | 4 | 8 |
槓子(中張牌) | 8 | 16 |
槓子(么九牌) | 16 | 32 |
雀頭 | 符 |
三元牌 | 2 |
場風牌 | 2 |
自風牌 | 2 |
待ちの形 | 符 |
辺張待ち、坎張待ち、双碰待ち | 2 |
例外 | 符 |
平和ツモ | 一律 20 |
七対子 | 一律 25 |
符と飜に基づき、和了者には他のプレイヤーから下記のとおり支払が行われます。
親のツモ上がり | ||||
符 | 1飜 | 2飜 | 3飜 | 4飜 |
20 | – | 700 | 1300 | 2600 |
25 | – | – | 1600 | 3200 |
30 | 500 | 1000 | 2000 | 3900 |
40 | 700 | 1300 | 2600 | 4000 |
50 | 800 | 1600 | 3200 | 4000 |
60 | 1000 | 2000 | 3900 | 4000 |
70 | 1200 | 2300 | 4000 | 4000 |
80 | 1300 | 2600 | 4000 | 4000 |
90 | 1500 | 2900 | 4000 | 4000 |
100 | 1600 | 3200 | 4000 | 4000 |
親のロン上がり | ||||
符 | 1飜 | 2飜 | 3飜 | 4飜 |
25 | – | 2400 | 4800 | 9600 |
30 | 1500 | 2900 | 5800 | 11600 |
40 | 2000 | 3900 | 7700 | 12000 |
50 | 2400 | 4800 | 9600 | 12000 |
60 | 2900 | 5800 | 11600 | 12000 |
70 | 3400 | 6800 | 12000 | 12000 |
80 | 3900 | 7700 | 12000 | 12000 |
90 | 4400 | 8700 | 12000 | 12000 |
100 | 4800 | 9600 | 12000 | 12000 |
子のツモ上がり(子/親) | ||||
符 | 1飜 | 2飜 | 3飜 | 4飜 |
20 | – | 400/700 | 700/1300 | 1300/2600 |
25 | – | – | 800/1600 | 1600/3200 |
30 | 300/500 | 500/1000 | 1000/2000 | 2000/3900 |
40 | 400/700 | 700/1300 | 1300/2600 | 2000/4000 |
50 | 400/800 | 800/1600 | 1600/3200 | 2000/4000 |
60 | 500/1000 | 1000/2000 | 2000/3900 | 2000/4000 |
70 | 600/1200 | 1200/2300 | 2000/4000 | 2000/4000 |
80 | 700/1300 | 1300/2600 | 2000/4000 | 2000/4000 |
90 | 800/1500 | 1500/2900 | 2000/4000 | 2000/4000 |
100 | 800/1600 | 1600/3200 | 2000/4000 | 2000/4000 |
子のロン上がり(子/親) | ||||
符 | 1飜 | 2飜 | 3飜 | 4飜 |
25 | – | 1600 | 3200 | 6400 |
30 | 1000 | 2000 | 3900 | 7700 |
40 | 1300 | 2600 | 5200 | 8000 |
50 | 1600 | 3200 | 6400 | 8000 |
60 | 2000 | 3900 | 7700 | 8000 |
70 | 2300 | 4500 | 8000 | 8000 |
80 | 2600 | 5200 | 8000 | 8000 |
90 | 2900 | 5800 | 8000 | 8000 |
100 | 3200 | 6400 | 8000 | 8000 |
上がったプレイヤーの飜数が5飜以上の場合、下記のとおり支払を行います。
満貫以上の点数 | |||
役 | 飜 | 親の上がり | 子の上がり |
満貫 | 5 | 4000 | 2000/4000 |
跳満 | 6-7 | 6000 | 3000/6000 |
倍満 | 8-10 | 8000 | 4000/8000 |
三倍満 | 11-12 | 12000 | 6000/12000 |
役満 | 13+ | 16000 | 8000/16000 |